ルーヴル美術館所蔵古代エジプト展
来館日時:8/20
場所:東京都美術館
えーっと、まず思ったのは、
「帝国主義すげぇ…」
です。だってルーヴルがこんなにいっぱいエジプトのものを持ってるなんて、やっぱり輝ける帝国主義と植民地主義の時代の産物ですよねぇ…ナポレオン恐るべし。
で、そんな帝国主義のエジプトコレクションを作り上げた方がこの方、シャンポリオンさん↓

語学の天才、ヒエログリフの解読者として有名ですが、ルーヴルの一流キュレーターでもあります。
で、私は実はエジプト美術のことは全然よく知らないのですが、面白いと思ったものはいくつかありました。
まず面白いなぁと思ったのは、コプト語聖書の断片。一枚だけでピラピラなのに、ちゃんと残ってて読める状態なんですよ…たぶんお客さんでコプト語読める人なんて一人もいないと思うんですけどねぇ。
で、こちらが歌い手ヘヌトイデフさん↓

エジプト女性は色々な仕事を持って、かなり活発に活動していたらしいです。比較的女性の地位が高く、とくに王族女性の権威は絶大だったとか。この歌い手ヘヌトイデフさんは芸術家、祭祀関係の音楽を司ってたらしいです。たぶん美声の持ち主だったのでしょう。シンプルですが美しい像です。
ジェドホルの石棺。とにかくデカい↓

描いてあるのは女神だそうです。
トト神に保護された書記ネブメルウトエフの像↓

舌噛みそうな名前だし、写真だとよくわからないんですが、このトト神がなんかユーモラスなんですよ、動物みたいで。
農場耕作の模型↓

メトに行ったときにこういうのが一部屋まるごとずらりと占領してて、「金の力すげぇ!」と思った(たぶんメトは帝国主義よりは金の力で保ってる気がするので)んですが、この模型ほんとすごいんですよ。保存状態がいいし、細密で、たった今工房から出てきたみたい。
ネフティス女神像↓

これもいい像でした。やっぱ女神最高。
センウセルト三世像↓

王の像ですが、この像の特徴は非常に人間味があって理想化されてないところだそうです。たしかに顔とかちょっとお疲れな感じです。
カバちゃん↓

こういう青いカバは有名で、大英博物館のマスコットだしメトでも見ました。カバはなんといってもサイの仲間なので、仲間意識が…
カバ以外に犬や猫もいました。つんとした感じのすらっとした猫が今よくテレビに出てますが、あれは女神の化身らしいです。エジプト人はいろいろな動物を神として信仰していたそうで、そこは日本とちょっと似てます。
エジプト美術を全然知らないので、どれくらいすごいものが来たのかはよくわからなかったんですが、生活用品から大物の石棺までよく揃っていて見た感じは満足できる展示でした。ちょっと混みすぎなのが玉に瑕ですが…解説も当時のエジプトの人々の暮らしぶりをわかりやすく解説していて、初心者には楽しかったです。とくに女性や家庭生活に注目したところが面白かったです(キュレーターは女性らしい)。ヒエログリフが読めたらもっと楽しいんでしょうが、それは絶対無理…でも子ども向けヒエログリフ講座も開設してるそうです。
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