博物館網走監獄
来館日時:9/11
場所:北海道網走市
テーマパークだと思ってる人も多いようですが、実際は財団法人の経営する博物館です。財政難で経営が厳しい地方自治体の博物館に比べ、観光バスがひっきりなしにやってくる大繁盛ぶり。専門の解説員がつき、土産屋や軽食屋もあります。網走の一大観光スポット。
とはいえ、内容は結構まじめです。北海道の開拓期にいかに囚人労働が道路建設を支えたかということが中心テーマ。実際に刑務所や裁判所として使われた建物が移築され、中は人形を使って当時の様子を再現してあります。(写真資料は全部目が消してあるあたりが他の博物館と違うところ…)
明治時代には囚人の人権というのはほとんど考慮されておらず、政府は死んでしまってもかまわない労働力として囚人を北海道で酷使したために死人がたくさん出ました。民衆史が注目されるにしたがってそうした死人を道路脇に埋めた鎖塚とかが発掘されることになったそうですが、お墓は木に鎖を巻いただけの簡単なものだったそうです。明治時代の裁判なんていうのは今よりずっと不備だったにきまってるし、無実の人もいただろうと思うと怖くなってきますね。有名な共産党員の徳田球一が入っていた監房なんかもありますが、明治初期の網走監獄はこうした気骨満々の政治犯や反乱士族が多かったそうです。ただ後には凶悪犯や極道者が増えたそうで、お風呂の再現には刺青だらけの人形があってなぜか笑いをさそっていました。(ちなみに裁判所にいる髪を派手に染めたおばちゃんの被告人形も結構笑える…)北海道の国道はほとんどこうした囚人の強制労働によって作られたものだそうで、なかなか勉強になる博物館です。
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