ユトリロ展
来館日時:9/27
場所:日本橋高島屋
平日なのに人がいっぱい。しかもみんな金持ちそうでしたね。日本橋だから。
ということで、ユトリロ展。ユトリロといえばパリのモンマルトルの絵で有名ですが、テレビの「新日曜美術館」で予習していたし、最近見たモディリアニの映画にも出ていたのである程度画風の流れは把握しておりました。
で、「白の時代」を中心にいっぱい作品が来ていたわけですが、たしかに「白の時代」の絵が一番優れているような気もします。こんな感じです↓

「白の時代」は、こういう憂愁漂う灰色が特徴です。
で、絵画一枚一枚としての質はどれも粒ぞろいで非常に良いような気がするのですが、なにぶんパリ風景しかないもんで展覧会としてはかなりアクセントに欠けるのでは…という気が。もちろん「色彩の時代」とかになると多少変わるし、いろいろパネルを使った解説やビデオでお客さんを飽きさせないように工夫はしているのですが、ある一枚が心に残るとかそういうことはあんまりないんですね。やっぱりユトリロみたいに同じ風景をひたすら描く人の作品だけで個展をやるとちょっと平板な印象を与えかねないのかなと思いました。ユトリロは画壇の風潮からも離れた独自の世界を築いていたわけだし、同時代の他の画家と並べるとか、風景画史に位置づけるとか、母親のヴァラドンの作品も加えるとか、そういうことをしたほうが見る方は楽しいのではないかと思います。
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