2006年音楽アルバムベスト10   





 はいはい、今年もやってきました2006年音楽シーン総括です。個別のレビューはここ一年くらい全然書いてないのですが、総括だけはちゃんとやりますから…ではでは、Rock 'N' Rooooooll!!!!





1, ときめきダンシン by シザー・シスターズ

 今年の一位はとにかくこれで決まりです。洗練されたニューヨークのクラブミュージックと泥臭いアメリカ南部のブルース&カントリーをミックスしたサウンドはまるでアイスの天ぷらのように奇妙奇天烈ですが、それが実にピッタリはまるあたりがシザー・シスターズのキャンプたるゆえん。シングルカットされた一曲目が思わずときめくダンスチューン(?)なのにも関わらず'I Don't Feel Like Dancing'とかいうへそまがりさも素晴らしい。70年代のキャンプなグラム・ロックというのは基本的にセクシーさの後ろに暗さが透けて見えるところがあって、おそらくシザー・シスターズに強い影響をあたえているであろうロキシー・ミュージックなんかは「核戦争後のパラダイス」なんていう比喩で言われたりもしていて実に繊細で、80年代に入ってもアンドロジェナスなバンドっていうのはかなり神経が細いというか、危うさと脆さのバランスをかろうじて保っているような感じがあったのですが、シザー・シスターズはまあところどころ繊細さを垣間見せてはいるもののむしろマドンナなんかに近いような強靱さをそなえている気がして結構ポジティヴです。うまいことニューヨークのゲイカルチャーとヨーロッパのグラムが接合した感じで、「アメリカ的」な明るさと「イギリス的」なアンドロジニーの感覚を兼ね備えた稀有なバンドです!2007年もキャンプにいくぜ!!(うーん、誉めすぎのような気がしてきた…サードアルバムが箸にも棒にもかかんないほどひどかったらどうしよう。)




2, Riot City Blues by プライマル・スクリーム

 私が子供の頃はプライマル・スクリームといえばガリガリのテクノだったので、このアルバムで奏でられるセクシーかつナスティなロックンロールにはびっくり!「邪悪なグルーヴ」などとも評されていますが、たしかにこのアルバムのロックンロールははっきりどこがどうとは言えないもののえもいわれぬ不道徳さがあって素晴らしいですね…とくに'Country Girl'のプロモーションビデオなんかいい意味でおそろしく不道徳です…派手なファッションのぶっ飛んだ田舎娘がやりたい放題やって大きな顔で闊歩する様子は実に清々しい(?)。  1位に選んだシザー・シスターズと同じでアメリカ南部の匂いがするアルバムなんですが、ヴォーカルのボビー・ギレスピーはおそらく『レット・イット・ブリード』のミック・ジャガーとかエルヴィス・プレスリーなんかを意識しているのではないかと思います(ヴィジュアル的にはガリガリにやせてるとこがパティ・スミスみたいだったり、時々ヴェルヴェッツみたいだったりすることもあるので、さすがカメレオン・バンドという感じですが)。あとシザー・シスターズとの共通点はやっぱり踊るための音楽だということですね。ロックとダンスのバランスを曖昧に保っているあたりもシザー・シスターズと似ていると思います。目まぐるしくサウンドを変えるという点ではマドンナという先駆者がおりますが、プライマル・スクリームもこの点で極めて現代的なロックバンドなのではないかと思います。




3, Taking the Long Way by Dixie Chicks

 不埒なカントリー・ガールの歌について語った次は真面目なカントリー・ガールズに登場していただきます。ディクシー・チックスはテキサス出身でブルーグラスをベースにしたまさにど田舎のカントリーを奏でるバンドですが、このアルバムは今までのアルバムにもあった細やかさと優しさに加えてシリアスな政治的主張も盛り込まれており、どうやらソングライティングにも今までより深く関わっているようでサウンド的にも一回り成長しています。保守的なカントリー界にあって自らの政治的主張を貫きつつ、セールスのためにポップ路線にも走らずにひたすら田舎臭いサウンドを奏でる様子はまさに「アメリカの良心」という感じです。'Not Ready to Make Nice'なんかは実に劇的なアレンジで「いい子になる準備はできてない」なんていうタイトルも意味深長ですが、アルバムタイトルにもつながる'The Long Way Around'などはもう少し明るいサウンドで、女性に対する応援歌になっていると思います。ディクシー・チックスはsisterhoodを重視するバンドだと思うのですが、ブッシュ批判事件などをメンバー三人の団結で乗り越えたことがよりいっそうシリアスかつポジティヴな音作りにつながっていると思います。




4, プリンセス・ファーギー:THE DUTCHESS by ファーギー

 'The Dutchess'(公爵夫人)というタイトルはアーティストのファーギーがセーラ・ファーガソンと同じ名前だからだそうです。アーティストのファーギー自身は薬漬けだったせいでステージで失敗しまくっているらしいのですが、このアルバムはステージではなく録音なので質は良く、ヒップホップにロックやR&Bがごちゃまぜになったようなハイブリッドなサウンドで、過剰にハイパーフェミニンな感じが特徴です。とくに放送禁止用語連発の'London Bridge'は意味深長な歌詞でなかなかよろしい…。




5, シャイン・オン by ジェット

 オーストラリア出身の正統派ロックバンド。ビートルズばりの作り込んだコーラスに同郷の先輩であるAC/DCのようなハードロックのギターサウンドを織り込んだ熱いロックアルバムです。熱いばかりではなく結構いろいろなバンドを研究しているようで、構成は多少『アビイ・ロード』を意識しているようだし、その名のとおり(?)ちょっとジョーン・ジェットっぽかったり、レナード・スキナード風なカントリーっぽいギターを入れたり、先達から学んだ成果を発揮しつつ単なる真似に終わっていない実に変化に富んだサウンドで楽しませてくれます。惜しむらくはプロデューサーがオアシスを手がけている人で、ちょっとアレンジがオアシスっぽいこと…全体的にもっとヘヴィなアレンジでも良かったような気がしますが、'Bring It on Back'のような曲は優しめのアレンジでも十分聴かせてくれるバラードなので、まあいいとしましょう。全体的にモノクロームなかっこいいサウンドで魅せるアルバムです。




6, アイズ・オープン by スノウ・パトロール

 アイルランド出身のヴェテランロックバンドですが、世界的な大ヒットはこれが初…なのかな(前のアルバムも一部で売れたようですが)。『グレイズ・アナトミー』に使われたことで人気に火がついたようです。アイルランドのロックバンドといえばU2ですが、やはりかなりU2の影響を受けているようでギンギラギンのキレのいいギターとか、サウンドの作り方にもU2の影響が見え見え(というか、聴け聴けか…)です。とはいえオリジナリティが欠如しているというわけではなく、さすが何年もバンドをやってきただけあってかなりサウンドはよく練られていて、それでいて正統派ロックの瑞々しさを完全に失ったというわけではなく、'Hands Open'は素晴らしい出来になっています。バンド名が「スノウ・パトロール」、アイルランド出身というだけあって非常に寒さを感じさせるロックで(聴いて白けるという意味ではありません)、寒冷地出身者にはとくにオススメです。




7, バック・トゥ・ベーシックス by クリスティーナ・アギレラ

 こちらもハイパーフェミニン系のゴージャスなサウンドです。前のアルバムで急にロックっぽくなったクリスティーナ・アギレラですが、今回は「バック・トゥ・ベーシックス」というタイトル通り40年代のグラマー・ガールをコンセプトにレトロでセクシーなアルバムに仕上げています。ただ、コンセプトとしてはアギレラが尊敬しているというマドンナの『アイム・ブレスレス』にかなり近いと思うのですが、それに比べると多少作り込んでないところもあるかな…という感じもあります。アギレラはとにかく歌が上手いことではマドンナやブリトニーの比ではないので、多少サウンド的に緩いところがあっても歌で聴かせてくれます。個人的にはアギレラはラテン系なので、カルメン・エレクトラとかラテン的なスタンダードを少しパロディ的にやってくれると良かったかもしれません。




8, ショウ・ユア・ボーンズ by ヤー・ヤー・ヤーズ

 西海岸でレコーディングしたそうで、前作に比べてややニューヨーク・パンクっぽさが薄れたような気もしますが、それでもヤー・ヤー・ヤーズはやっぱり心意気がパンクです!カレンOのヘタウマ系ヴォーカルのなんともいえないこわかわいさがニューウェーヴ的なサウンドに絶妙にマッチしています。そこはかとなくおとぎ話っぽいというか、子供の目線を忘れていないあたりがなかなか素敵で、悪い意味でファンタスティックな(?)アルバムに仕上がっていると思います。




9, ザ・オープン・ドア by エヴァネッセンス

 女声ヴォーカルメタルバンド、エヴァネッセンスのセカンドアルバム。ファーストアルバムほどの衝撃はありませんが、ソングライティングの中心だったベンが脱退してエイミーのバンドになったため、ピアノがかなり前面に出ていわゆる「女歌」っぽさがより強くなった…ような気がします。'Call Me When You're Sober'は赤ずきんちゃんを模したビデオで、いかにも女の子の妄想爆裂の残酷おとぎ話になっていていいですね。しかしエイミーの貫禄たっぷりのヴォーカルはやっぱり素晴らしい…こう言っちゃなんですが、メタルのヴォーカルらしくがっしりしていて全然やせてないとこがいいと思います!蚊とんぼのようなモデル体型ではとてもヘヴィメタルのヴォーカルなんてつとまりませんからね!3位のディクシー・チックスのヴォーカルであるナタリー・メインズもそうですが、いかにも田舎で元気に育った(?)ような骨太でモデル体型とは程遠い女性シンガーをどんどん応援したいと思います。




10, ダニエル・パウター by ダニエル・パウター

 2006年はシンガーソングライターの年だったということで、ダニエル・パウターを。ジェームズ・テイラーやキャロル・キングを髣髴とさせる質の高いソングライティングとほどよく美しい歌声で聴かせるアーティストです。'Bad Day'の優しさとポジティヴさはやっぱりいいなぁ…と思います。ただ、私は普段ロックばかり聴いていてこういう真面目なシンガーソングライターはたいてい二枚目以降飽きてしまうことが多く、今後も幅広いファンを惹きつけられるのかどうかはちょっとよくわかりませんが…しかしダニエル・パウターはかなり声がクリアでジェームズ・ブラントのようなエロ声系男性ヴォーカルではないので、そこがたぶん私の心を惹きつけたのだと思います。








 今年の勝手な総括ですが、一言で言うと「キャンプ&ハイパーフェミニン連合軍」vs「非エロ声ヴォーカル系男歌」の対決でした…(いや、たぶん世間ではそんなにキャンプが流行ってるわけでもないしエロ声も人気あるんだと思いますが。)ディクシー・チックスとかは全然どっちにも関係ないんですが、私はもちろん前者を熱烈に応援しているので、今後ももっと前者の皆さんに頑張って欲しいです。





戻る
[PR] | エコキュート看護師 求人インプラント美容整形インプラント音楽消費者金融転職サイトSEOアクセス解析ハウスメーカーレンタルオフィスSEO対策消費者金融不動産担保ローン時計車 買取ハワイ挙式アスクル転職生命保険テンプレート沖縄旅行動画免許合宿二輪引越し消費者金融税理士ゴルフ会員権留学レーシックマッサージFX投資信託くりっく365アフィリエイト育毛剤FXホームページ制作デイトレードFXホノルルマラソンベスト ハワイ ホテル レーツバリ島ハワイウエディングHawaii hotelsHawaii Activitiesbhhr
【運営会社「パラダイムシフト」サービス】 ハワイ現地オプショナルツアーリラックマ.ハワイ ホテル) - ビジネスクラス航空券 - 格安航空券(1) - 格安航空券(2) - 海外ホテル - 韓国旅行
無料ホームページ作成 - レンタルサーバー - 携帯ホームページ - ブログ - ホテル 予約 - タイムシェア - ヴィラ - ハワイ コンドミニアム - バリ島 ホテル - ハワイ 不動産 - プーケット ホテル - ハワイ 挙式
[PR] 1番高くバイクを売れる業者を探しませんか?厳選サイトをご紹介