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No Wow by The Kills





 今のところメジャーなロックバンドとしては最も正しく硬派にロックしているバンドの一つであると思われる、キルズのセカンドアルバム。

 キルズはロンドン出身のホテル(ギター)とフロリダ出身のヴィヴィ(ヴォーカル)で構成されるデュオで、ほとんどリズムマシーン・ギター・ヴォーカル(時々シンセが入る?)だけで構成されるシンプルな楽曲にもかかわらず、「これぞロックだ!」という感じのかっこよさが売り。ホワイトストライプスにかなり近いガレージ系ロックバンドですが、ジャックのギンギラギンのギターとちょっとくどめのカントリー系男性ヴォーカルが前面に出てくるホワイトストライプスとは違ってキルズはあくまでクール。ヴィヴィのどこまでも表情を捨てたけだるいヴォーカルが魅力の一つで、それはこの作品でもいかんなく発揮されています。

 シングル曲"The Good Ones"は抑制のきいた曲調で、電子楽器を活用したリズムもクールさを醸し出しています。ところどころでつんざくように入ってくるギターもすごくブルージーでガレージっぽく、効果的。そしてやっぱりヴィヴィの抑えたヴォーカルのセクシーさはすごい。プロモーションビデオではアラニスみたいに長い髪を振り乱しながら歌っていましたが、アラニスと決定的に違うのはヴィヴィのヴォーカルは本当に感情がよく抑えられているというところです。酒でのどがつぶれたブルース歌手みたいなかったるそうな歌い方なんですが、ブルースにつきものの生の感情の表出というのが全然ない。この曲のビデオではなんかピンク色の絵の具が散乱してモノクロ画面が急にカラーになるという編集が行われていましたが、こういう液体噴出系の演出というのは最近の流行なのでしょうか…グリーンデイなんかもやっていたし。とはいえ今までのビデオではモノクロのイメージが強いキルズがこういうどどピンクなんかでも映えるんだなぁという意外性はありました。

 タイトル曲"No Wow"もリズムの使い方やギターの入り方なんかがうまくてよくできてはいるのですが、"The Good Ones"ほど耳に残らないのが難点です。ホテルの囁きコーラスがセクシーな緊張感を醸し出しており、そこはいいと思います。ただヴィヴィのボーカルはこの曲ではガービッジのシャーリー・マンソンみたいな感じで、ちょっと頑張りすぎのような気もします。

"Rodeo Town"なんかはかなりカントリーの影響が強く、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの"After Hours"みたいな感じです。こういう曲調はキルズは得意のようで、前作でもうまく活用していました。

"Ticket Man"は電子ピアノを活用した非常にシンプルな曲で、ヴィヴィのヴォーカルの生の魅力がよく出ています。音質がガサガサしているぶん、かえって生々しくバーか何かで歌っているみたいな感じです。

 全体的には聴き応えのあるアルバムですが、前作"Keep on Your Mean Side"よりはいささかインパクトが弱いかな…という感じはあります。前作があまりにも衝撃的にかっこよかったせいもあると思いますが、新作では耳に残る曲がシングル曲の"The Good Ones"くらいしかなく、他の曲はどれもよくできていはいるもののいまいちパンチに欠ける気がします。今後の方向性としてはもうちょっとピースフルなパンク路線に行ったほうがよいのではないかと思いますが、この作品でもヴェルヴェッツやパティ・スミスの影響が非常に感じられ、徹底してシンプルなロックを作るという志の高さが感じられます。

 ここ最近の動向だと、もうありきたりの産業ロックというのはポップと区別が付かなくなってしまって全然ロックじゃなくなってきているところがあると思います。そうなると今度はホワイトストライプスみたいにシンプルかつ禁欲的な手作りのロックを慣らすか、シザー・シスターズやザ・ダークネスみたいなセルフパロディ的パフォーマンスの世界を開拓するしかないわけで、そういう意味では前者に属するキルズはすごくよくやっていると思います。








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