折立登山口前で いよいよスタ−ト     薬師平で 早くも初秋のたたずまい
       薬師岳山荘より見る槍ヶ岳     薬師岳山荘前で  元気に出発です
   やっとたどり着いた雲ノ平 アラスカ庭園    雲ノ平アラスカ庭園より望む黒部五郎岳
         雲ノ平 奥日本庭園        雲の平 アルプス庭園
       雲ノ平 アルプス庭園へ続く木道          雲ノ平山荘前で
  黒部源流への道で 風にそよぐチングルマ            黒部源流
鷲羽山頂近くから 鷲羽池と硫黄尾根と槍ヶ岳           鷲羽岳山頂で  
   三俣蓮華岳山頂近くで イワギキョウ           三俣蓮華山頂で
北アルプスの奥座敷 日本最後の秘境「雲の平}登山

コ−ス 
折立〜薬師岳山荘〜薬師岳(2,926m)〜雲ノ平〜雲ノ平山荘〜黒部源流〜鷲羽岳(2,924m)〜三俣蓮華岳(2,841m)〜双六岳(2,860m)〜双六小屋〜新穂高温泉
  

「雲ノ平」は登山者なら誰でも一度は訪れてみたいあこがれの地であり「やまにぎ会」でもぜひ一度行きたいと言う念願がかない5名のパ−ティで出かける事になった。
池袋を夜行バスで立ち20日の早朝に富山駅着、タクシ−を利用して折立登山口(1,365m?)を8時にスタ−トする。時々霧雨もようで展望のきかない樹林帯を歩く、三角点地点を過ぎると草原で明るい道に出て多くの高山植物を見かける。
12時半に太郎平小屋(2,330m)に着くが風強く寒い、昼食もそこそこに薬師岳山荘へと向かう。
トイレと水場のあるテント場(薬師峠 2,294m )を通過し樹林の沢道をのぼりガレ場を通過すると、すぐ薬師平で愛知大生が遭難した慰霊の大きなケルンがある、ハイマツと高山植物が咲き乱れる尾根をのぼり薬師岳山荘へ16時に到着、ここは女主人で夕食後に周りの山々の説明をしてもらう。槍ケ岳も顔をのぞかせ富山市街の眺望も良く、18時30分に太陽が沈む頃には明日の天気を期待させるような夕焼けも見られる。

21日は日の出を見るために朝4時前に薬師岳に向かう、外はまだ真っ暗で懐中電灯の灯りを頼りにジグザグな小岩状の続く尾根をのぼりはじめてまもなく霧で視界不良となる、避難小屋を過ぎる頃から霧がひどくなり山頂付近はまったく視界きかず、記念写真どころか方向も見失いそうで足元も危険となり早々に戻る。
小屋で朝食後6時半前に出発、いよいよ今回最大の目的地である雲ノ平へと向かう、太郎平小屋まで戻り少し登りのあとはぐんぐん下りとなり、薬師沢の第1、2と徒渉点を通過し草原や苔の多い沢等を抜けると第3徒渉点で整備された木道やベンチが多くなる、なおも下ると黒部川となり薬師沢小屋(1920m)へ10時に到着し冷たい水で喉をうるおす。

20分ほど休憩をとり吊橋を渡り垂直にかけられたハシゴを降りる、いよいよ雲ノ平への最後の難関である急登開始である、樹林帯の中ではしめった大きな岩や石が行く手をはばみすべりやすく歩きにくい、休憩する場所もなくひたすら登ること2時間、木道にでると疲れを忘れる。

13時には明るく大きく開けた雲ノ平のアラスカ庭園(2,464m)に到着する、ここで雲間に顔を出す雄大な黒部五郎岳を眺めながらお昼の弁当を食べる。 遠くには北アルプスの山々が目の前には大きく開けた高原に丈の低いハイマツが多く、人口的に手を加えていないのに自然石がバランスよく配置されて、いかにも造園されたと言う感じの木道を五郎岳を背に山荘へと向かう、この付近は高山植物もあまり咲いてなく少しさびしい。
庭石風の多い奥日本庭園を過ぎるとまもなく雲ノ平山荘との分岐点が見えてくる、ここは木道がアルプス庭園へと延びる写真のビュ−ポイントである。

分岐点にリュックを置きアルプス庭園(祖母岳)への緩やかな登りとなるがこの周辺は高山植物の種類が多い、花は終わってもきれいなチングルマ、黄色に染まったコバイケイソウ等がいたるところに、また池塘もあり五郎岳の眺めもすばらしい。

雲ノ平山荘(2,500m)に着いたのが16時前、夕食前の時間をさいて山荘前のギリシャ庭園を眺めながらスイス庭園へと向かう、ここは草が全体的に少し黄色く色づいていて初秋を感じさせる、大きな石が多くチングルマの群生も多くみこ゛とである、スイス庭園は草原の中に池塘と岩とのバランスがすばらしい、ここからは水晶岳を間近に望むことができごと、それにしてもこの付近はいろいろな名前の庭園があるが、自然によくもこのような特徴ある風景ができたのか不思議である。山荘に戻るころから小雨が降り出した、今日は一日曇りだったので明日の天候回復を望みたい、しかし夕食時には本格的な雨となってしまった残念だ。

今日は東京を出発して4日目となる、朝食後6時前にスタ−ト今にも泣き出しそうな空ではあるが雨でなく良かった、10分ほど離れたキャンプ場で朝のコ−ヒ−タイム、つかの間のひと時であるがこれも楽しみのひとつである、飲料水を補給し黒部源流への道を歩くが所々に雪渓が残る。雲はあいかわらず低くたれこめているが槍ケ岳も時々顔を見せ我々の疲れを癒してくれる、青空なら最高なのに・・・ それにしてもこのあたりのチングルマもすばらしい群生地であり咲いている時にぜひ見たいものである、下りが続き急坂を降り9時過ぎに源流(2,400m?)に着く。

水が冷たく乾いた喉とほてった肌に心地よい、登山者の中には源流巡りをしている人も多くここもかなり人気の場所であろうが我々パ−ティ−のみの静かな山行である。この付近は湿原のようになっている場所があり花の種類も多い。

源流の標識を見て登りはじめ10時を少し過ぎて鷲羽岳が目の前にせまる三俣山荘(2,550m?)に着く、公衆電話で今夜宿泊予定の双六小屋に電話をするが衛星の電波状態不良でつながらなかった。荷物を置き黒部川の水源である鷲羽岳に登るが、小さな岩がゴロゴロし急坂でとても歩きにくい、登るにつれて近くには鷲羽池、硫黄尾根、遠くに燕岳、大天井岳のアルプス銀座が見え絶好のビュ−ポイント。

山荘に戻り昼食をとり13時半ごろに三俣蓮華岳に向かう、山頂近くでは登山道の岩に寄り添うように濃藍のきれいなイワギキョウがたくさん見られ元気づけられる、山頂は長野、富山、岐阜県境で展望も良い。その後双六小屋(2,860m)に向かうが谷側には多くの高山植物が見られる、途中で霧雨となり16時半過ぎに双六小屋に着く頃には雨が強くなる。
双六小屋は当然のことながら風呂はないが旅館風の立派なもので、大きな食堂もあり食事内容等も充実しびっくりする。

翌日は朝食後、6時前には雨のなか完全武装で出発し下山を始める、雨で景色を見るのもままならずただスリップしないように足元を注意しながら歩くのみ、途中ライチョウの親子の歓迎をうけ何度か沢を渡り、鏡平山荘の前を通り岩がゴロゴロしている小池新道を必死で歩き、ようやく広い沢に出て橋を渡ると林道に出てほどなくワサビ平小屋、雨もあがり墨絵のような山々を見上げながら新穂高温泉(2,156m)に11時半過ぎに全員無事到着、平湯温泉で一休みしバスで新宿に着いたのが20時ちょっとまわった頃。

少し強行軍でしたが花も見られ、山小屋も空いていて全員体調も崩さず怪我もなく楽しい山旅でした、天候がもう少し良ければ言うことなしだったのですが・・・ それにしてもほんとうにお疲れさまでした。

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2004.8.19〜23

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