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−漫画の殿堂−
以前からずっと造りたいと思っていた漫画の殿堂。遂に創ってしまった、、、。
厳正な選考を見事通過し、我が家で「殿堂入り」した漫画を御紹介。
こればっかりは騙されたと思って、是非読んで欲しいのです。
※各イメージ画像は、第1巻のモノを使用しています。
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2004.1.11 up
『美味しんぼ』 雁屋哲 花咲アキラ
(ビックコミックにて連載中、小学館)
我が家の本棚(通称「漫画の殿堂」)の大部分を占拠しているこのシリーズ。現在の最新刊は87巻で、総発行部数は昨年暮れに、何と1億冊を突破したそうです。1億冊ですよ。1億冊。単純に90で割ったとしても、1億÷90≒10万強ですから、1巻につきそれくらい売れているということになりましょうか。
もちろん部数以上に、内容も非常に興味深いモノに溢れています。「食文化を通して世の中を考えていく」という一貫したテーマに沿って、様々な社会的事象を題材にしていて、非常に面白い。『ゴーマニズム宣言』が一時期非常に問題視されて漫画のあり方がかなり話題になりましたが、それよりずっと以前から、その手のイデオロギー闘争は存在しているのです。そういう意味では、主人公の山岡・栗田両氏が新聞社の社員である、という設定も個人的には面白い設定だと思います。
なお余談ですが、海原雄山のキャラが1巻〜4巻までとそれ以後では全然違っていて、この転換こそがこの漫画がここまで大作となった最大の要因だと個人的には思います。興味ある方は、漫画喫茶ででも確かめてみたらいかがでしょうか。
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2004.1.11 up
『金田一少年の事件簿』 金成陽三郎、天樹征丸、さとうふみや
(全27巻+case.1〜7まで10巻、講談社)
同時代にこの漫画を読んでいたモノとして言わせて頂ければ、「推理漫画」というジャンルを世に定着させたのはこのシリーズであると思います。それくらい、少年誌の連載としてこの手の漫画が人気を博すというのは読者として衝撃的でしたし、またその表現方法としても新しいスタイル(作中での“!?”の使い方に象徴されていると思う)を生み出してその後の色々な漫画に影響を与えています。
少年誌の推理漫画というと、本作と『名探偵コナン』が双璧であるように思うのですが、この2作は非常に対照的です。『金田一』シリーズでは解決編の最後に犯人が死んでしまう、というパターンが非常に多いのですが、『コナン』の方はそのアンチテーゼとしての推理漫画を意識しているフシがあり、主人公のコナン(工藤新一)自身が“犯人を推理で追い詰めて自殺させちまう探偵は殺人者と変わらない”(16巻「白き殺人者」)と語っていたりして、まあ対比させて読んでみると結構面白かったりします。とはいえ、決定的な違いは、『金田一』シリーズでは犯人のトリックが人間の心理的な思い込みや「誰でも知っていること」の裏をかく、という形を原則にして組み立てられているのに対し、『コナン』では専門的な科学の知識やトリビア的な知識を元に作られている、という点ではないでしょうか。これは非常に大きな違いで、前者は謎解きの後「ああ、なるほど」「何でそんなことに気付かなかったのか、、、」となるのに対して後者は「へぇ〜」で終わってしまう、ということになるわけです。
間主は、推理モノの面白さの一つには「読者が作者に挑戦する(そして多くの場合、作者が勝つから「これは面白い」となる)」という要素があると思っているので、そういう理屈に基づいて本シリーズを選びました。ちなみに、間主のオススメは「秘宝島殺人事件」。
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2003.4.11 up
『20世紀少年』 浦沢直樹
(ビックコミックにて連載中、 小学館)
殿堂記念すべき第1弾は、今もっともハマッているこの本。
とにかく面白い。あーだこーだ書く前に、とにかく読んでくれ! って感じ。
でもそういってしまうとこのページ全く無意味。。。
でも本当にまず読んで欲しいです。ちなみに、読む際の注意として、
たとえ面白くないなー、とか思っても、とりあえず我慢して2巻までは読んで下さい。
間主自身も、2巻の終わりまでは全然ダルダルで、「あー、だるい、、、。」とか
思いながら読んでました。謎だらけって言うか、そこまでは話の筋が全然見えてこないので、、、。
しかーし、2巻を読み終わったあなたは、必ず3巻を読まずにはいられなくなります。
間違いないです。かなり自信アリ。長いプロローグが終わったら、
あとは何も言う必要はないと思います。物語のスピード感も、展開も、文句なし。
この漫画を読んで、改めて浦沢直樹は天才だと思いました。
あと、これはネタバレになってしまいますが、この漫画、世界同時多発テロを予見しています。
それ以上詳しくはストーリーの核心に触れてしまうので書けませんが。
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2003.4.11 up
『帯をギュッとね!』 河合克敏
(全30巻、小学館)
柔道漫画というと「YAWARA」(これも浦沢直樹ですね)があまりにも有名ですが、
それはあまりにも有名なので、コチラを紹介します。
まあ少年誌にありがちな「スポ根」系の漫画なんだけど、
とにかく笑えます。主人公は静岡県立浜名湖高校柔道部の面々なんですが、
こいつらがバカでバカで、、、笑。
でもそのお笑いの部分と、シリアスな部分とのバランスが非常に良いし、
いわゆる「スポ根」信仰への脱却が隠れたテーマになっていて、
高校時代バリバリの体育会系で過ごした間主はかなり共感を持って読めました。
どの登場人物も個性的なんだけど、個人的には杉がオススメですね。バカだから
(でも最終的に東大に入るんだけどね)。
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2003.4.11 up
『エンジェル伝説』 八木教広
(全15巻、集英社)
悪魔の顔と、天使の心を持つ男。
もー、無茶苦茶です。とにかく無茶苦茶。登場人物は主人公以外ほぼ全員が武闘派。
とにかく毎回バトルです。しかもそのバトルの原因は、、、顔。
ほとんど唯一武闘派ではない主人公・北野誠一郎が、本人の意志とは全く無関係のところで
築き続ける伝説は、本当に笑えます。とにかくまずは笑って下さい。
そして大いに笑ったあとで、ホロリとなってもらいたい。
漫画だからこそ説得力を持って描くことのできる世界、というのって、あると思うのです。
漫画だからこそ感動できる世界。そういう世界で描かれる「現実」の姿。
だからこそわたしたちが直視することのできる、現実。それって、漫画の力だと思うんだよなあ。
北野誠一郎が「最強」である理由、それを是非、目の当たりにして欲しいです。
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2003.4.11 up
『ブラックジャック』 手塚治虫
(全24巻、秋田書店)
もうこれは王道。別に間主が紹介するまでもなく、漫画史に名を残す不朽の名作ですね。
神の手を持ち、治療には法外な対価を要求する、モグリの医者。
彼を訪ねる依頼人は、当然ワケありの人間ばかり、、、。
第1巻が発売されたのが1974年なので、間主が生まれる前の時代に、
治療費に1000万円とか1億とか言う金額をふっかけていたって事は、
今の額にするとどれくらいになるんでしょう?
安楽死に狂信的な医者(ドクターキリコ)やコンピュータードクターとの対峙、
学会との対立、テロリストの命、クローン人間、、、。
今、まさに法外な金がなければ優秀な医療が受けられない、
という国が現実に存在するような時代を迎えて、約30年前に書かれた漫画が
非常にリアルで考えさせられる話題にあふれ、輝きをとどめているというのは流石手塚治虫、
という感じとでも言うべきなのでしょうか。
近年、テレビドラマなどで「腕はいいが、一癖ある医者」って言うキャラクターが結構登場している
(織田裕二とか、京本正樹とか)気がしますが、ブラックジャックが元祖であることに間違いはないでしょう。
それくらい大きな影響力を持っているんですよねえ。
そういえば、最近この漫画の名を冠した、「ブラックジャックによろしく」って言う漫画がありますよね。
読んでみようっと。
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