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−サッカーの戯言帖−
thoughtsを書いていると、話題がサッカーの日はどうしても長々と書いてしまう、
というので、こっちに移しました。これで好きなだけ言いたい放題に書ける。
基本的に飲み屋でサッカー見ながらあーだこーだ言ってるのと同じ感覚ですので、
私見にいちいちケチをつけないよーに。あくまでも私見ですからね。
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5.31 日韓戦 (6.1.sun.2003)
何もこれは、決して「少数意見」ではないと思います。
今日は朝から剣道の稽古に行って、帰ってきてスポーツ紙各紙を一通りチェックしましたが、
ジーコは、トルシエ前監督に感謝すべきだと思います。
その前に、まずは「監督」というポストについて考えてみたいと思います。
代表において、監督の仕事って、何でしょうか?
物事は大体、「事前」「最中」「事後」の3段階に分けて考えることが出来ます。
サッカーの国際試合にこれを当てはめると、「事前」とは選手の選出から強化合宿、
「最中」とはもちろん当該試合、そして「事後」とは、
試合で表れた問題点を分析し、そして次の試合の際の招集選手の選考、
ゲームプランの変更などを通してそれを改善することだと思います。
さて、ここで間主には1998年の暮れが思い出されます。
フランスW杯が終わって、かのフランス人監督が就任したのが八月の終わりでした。
それから4カ月足らずで、彼は強烈なバッシングの嵐に晒されます。
選手を選べば「○○をなぜ選ばないのか?」と揶揄され、
実際の試合では「采配に疑問」、例え得点を挙げて勝利を収めても、
「流れの中からの得点がない(セットプレーでしか得点できない)」、「個人の力」
とあげつられ、1試合ごとに、「更迭か!?」という見出しが翌日の1面に踊りました。
「神様」ジーコが日本代表監督に就任して、そろそろ1年が経とうとしています。
その間の国際試合は5試合で、成績は1勝2敗2分。
その1勝も、ロスタイムの奇跡がもたらしたモノといっても良いくらいです。
それなのに、一向に批判どころか疑問符すら見ることが出来ないのは、一体どうしてなのでしょう?
個人的には、昨日の試合も???という部分が多々ありました。
が、最もいただけないのは、今までの試合に関して、ゲームプランというモノが感じられないこと。
例えば、韓国は前半の立ち上がり、明らかに押さえ気味に入り、守備重視の組み立てをしてきました。
韓国チームの監督が、「前半は守備意識の高いチャドゥリとチェヨンスで望んだ」
とコメントしているところからもこれは判ります。後半に入り、
韓国はFWを二人とも代え、ボランチのユサンチョル何かが積極的に押し上げて攻勢に転じました。
対する日本はというと、疲れの見える鈴木と稲本を交代させただけで、
全くリズムを代える気配がありません。「A代表は選手育成の場ではない。
勝つためにそのときベストな選手を使う」といっている割に、
ここ最近Jリーグでも全く調子の悪いサントスを使い続け(私見ですが、昨日も彼は明らかに調子が悪かった)、
しかもそれに代わる控えの選手をベンチにおいていないと言うのは、どうなのでしょう?
選手を選ぶ=人事権は監督の特権なので、誰を選んだかについての文句はありませんが、
「交代できるカードを用意していない」というのは、人事の問題ではなく明らかに采配ミス。
そういう意味で、ジーコ監督は「選手の自主性を尊重」しているのではなく、
ベンチワークが非常に拙いと思うのです。
ちなみに、誤解を恐れずに言うとこれは別にジーコが悪いわけではありません。
最初から判っていたのです。
当初から事あるごとに指摘していますが、彼は、日本代表チームが「監督として率いる初チーム」なのです。
鹿島でも、ブラジル代表でも、彼はアドバイザーであって、細かいゲームの戦術を
指示する監督としての経験は、これが初めてなのです。いくらジーコが「神様」だろうが
「日本サッカーについての理解」があろうが、「知名度が抜群」だろうが、
要は「ルーキー監督」なのです。それを何を勘違いしたのか、協会もマスコミも、
そして多くのファンも、「これでドイツは大丈夫」のような訳のわからない幻想に囚われて、
ルーキーを一国の代表監督に祭り上げてしまったのです。
2002年W杯の検証番組で、セルジオ越後その他の評論家たちは、
「日本はトルシエに最高の監督研修の環境を4年間にわたって与えた」といいましたが、
そうではないのです。2002年が終わって、まさに今、私達は監督としての実績は皆無の
スーパールーキーに、最高の研修環境を与えてしまったのです。そして、
その新人に対して、みんなが最高に「温かい目」で見守り続けてしまっているのです。
研修なら研修で、良いのです。要は、みんなが「前回ベスト16だし、監督はジーコだし」
見たいな、根拠のない自信をどことなく持っている、この現状が問題だと思うのです。
ちなみに、常に罵声を浴び続けていたトルシエが4年間監督の座を守り続けることができたのは、
彼が節目の大会で必ず結果を残してきたからに他なりません。
今月は、コンフェデレーションズカップがフランスで行われます。
神話は崩れ去るのか、続くのか。そろそろ夢から覚めて、私達の愛するチームは何処へ行くのか。
厳しい目で、見つめていくべきだと思います。
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