ver.3 fancy_soccer

−サッカーの戯言帖−
 thoughtsを書いていると、話題がサッカーの日はどうしても長々と書いてしまう、 というので、こっちに移しました。これで好きなだけ言いたい放題に書ける。
 基本的に飲み屋でサッカー見ながらあーだこーだ言ってるのと同じ感覚ですので、 私見にいちいちケチをつけないよーに。あくまでも私見ですからね。



7.5 Jリーグ再開 (7.8.tue.2003)
 日本代表集中月間も終了し、中断していたJリーグが再開しました。
 1stステージも残り5試合を残すだけとなっており、今節は現在首位の磐田と3位の鹿島の最強対決 (ちなみにこの試合は鹿島柳沢の日本ラストマッチでもあった)、2位の市原は柏と千葉ダービーなど、 かなり地味に再開した割には好カードが多く、観客動員もかなり伸びたようです。 鹿島スタジアムや駒場(レッズの本拠地)はともかく、柏の葉(レイソルの本拠地)が超満員になっていたのには本当に驚きました。 柏サポーターはともかく、現在2位につけているとはいえ市原はJ1でもワーストの平均観客動員数を毎年争っている球団。 ところがダービーということも手伝って、この日は相当な数のサポーターが詰めかけ、応援も大いに盛り上がっていました。 別に好きなチームでもないのですが、代表選手のいないチームで、辣腕を揮う監督、チームを引っ張る外国人ストライカー (チェ・ヨンス)など、今年スペインリーグを大いに盛り上げたかのチームと同じ匂いを感じる点で目下かなりの注目株。 いい加減、磐田と鹿島の「2強争い」には辟易しているので、今ステージは是非とも優勝して、 リーガでレアル・ソシエダが成し遂げられなかった夢を見せて貰いたいモノです。
 それはそうと、今節の最注目カードは異論なく、冒頭にも挙げた磐田vs鹿島の試合でした。 首位攻防戦、加えて柳沢(嫌いだけど)のラストマッチということで、話題性も充分。 もちろんスタジアムは満員だったのですが、実は、同日、この試合をしのぐ観客動員を達成した試合がありました。 それは何と、J2新潟ビッグスワンで行われたアルビレックス新潟vsモンテディオ山形のゲームなのでした。
 11年目を迎えたJリーグを支えているのは、疑いなく、J2の上位を争っているチームと、 現在J1にあってJ2を経験してきたチームであるといえるでしょう。具体的にはJ2では札幌、山形、新潟、福岡などの球団、 そしてJ1にあっては仙台、大分、浦和、C大阪など。更に忘れてはいけないのが、磐田と鹿島。 磐田はJリーグの創生期に当時のJFL(今のJ2に当たる)から昇格してきたチームですし、 鹿島はJリーグ発足時、スタジアムや財政面などの問題をひきずって 最後までJへの加盟を認められず、「お荷物球団」といわれた過去を持っています。 まあ鹿島は当時まだ選手だったジーコの活躍などもあり、そんな風評をはねのけ初年度にいきなり優勝してしまたのですが、 しかし何が言いたいかというと、これらの球団はJリーグにおいてしっかりとした「サポーター」を持つチームである、ということなのです。
「ファン」ではなく「サポーター」を持つことに成功したチーム。これには様々な要因があると思いますが、 やはり一番大きいのは、彼等が新興チームであること、もしくは日本リーグ(Jリーグの前身である企業リーグ)時代に、 いわゆる「名門」チームでなかったことではないかと思います。
 Jリーグは、日本で初めて「企業スポーツ」からの脱却を目指したプロスポーツプロジェクトです。 「地域密着」を掲げ、市民と地元の行政、そして企業が一体となってクラブを育て、支える、 街に愛されるチームを作る、企業の利益追求のためでなく、住民の娯楽としてのスポーツ。 チーム名に母体企業名ではなく、必ずホームとしている街の名前を冠しているのも、 従来の企業スポーツに対するアンチテーゼの一端であり、またプロ野球チームが本拠地を置く大都市から遠く離れた東北や九州から (浦和だけは例外。あそこはある意味本当に凄い)力強いサポーターを擁するチームが姿を現しはじめているのも、 決して偶然ではありません。クラブの運営的にも、そしてチームの戦力的にも本当に苦しい中から何とか勝ち上がって 今日の成功を成し遂げたからこそ、そしてサポーター達もその場に立ち会い、困難な時を共に経験してきたからこそ、 チームに愛着を持ち、W杯の為に造られたあの巨大なスタジアムを、時に満員にしてしまうだけのパワーを備えることが出来たのだろうと思うのです。 このことは、かつて国内で最強の選手を擁して「名門」の名を欲しいままにし、 Jリーグ発足当時にチーム名に企業名を入れることに最後まで固執した球団、そう、多くの評論家に、 日本プロ野球界の凋落のA級戦犯に指名されているあのワンマンオーナーの球団が、10年を経て今どういう状況になってしまったかを 見るだけでも、明快だと言えるでしょう。
 サポーターと一体となったクラブがJ1で話題や視線を集める様になり、逆に お金ばっかり持ってもファンを育てようともしない、また今度は親企業が不況で財政的にきびしくなると、すぐにクラブを切ってしまう、 そういうチームがどんどん没落していった時に初めて、日本にもサッカーが「根づいた」と言える時代が来るのだと思います。 J1で再び横浜ダービーが見れた時に初めて、この夢の第一歩が叶うのだと、個人的には思っていますが。。。
 それにしても、いいかげんにスタジアムに行きたくなってきた今日この頃。 来週あたり、見に行くとしましょうか。




過去の遠吠え
6.27 サッカーは誰がために!? (6.27.fri.2003)
6.22 日本vsコロンビア (6.23.mon.2003)
6.20 日本vsフランス (6.21.sat.2003)
6.18 日本vsニュージーランド (6.19.thu.2003)
6.8 日本vsアルゼンチン (6.9.mon.2003)
5.31 日韓戦 (6.1.sun.2003)

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