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念願叶って、2002年夏、初めて東南アジアの地を踏んだ。
それは、疑いなく、「擬似イベント」な旅行だった。
そこは「観光地」で、自分たちは「観光客」。
街を見下ろすホテルのレストランで朝食を取り、冷房の効いた車中から市井をカメラのレンズで覗いていく。
もちろん彼等も、自分たちの「日本人観光客」としての振る舞いを要求する。
それは、ある種のRPGの様でもあり、
またそれこそが、彼等と自分たちの間に存在する「現実」でもある。
しかし同じように空は青く、土地は茶色、木々は緑、そしてそこには、人間が暮らしていた。
2002年の夏、一人の「観光客」が見た、ベトナム → アンコール遺跡。
ベトナムの地で、自分が体験したかった事。
予期しなかった事や、出来る事ならずっと、目を背けていたかった事。
思い出す事が出来るように。
忘れる事の、ないように。
→ Ha Noi
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