こんにちは、シンゴです
今回はちょっとお堅い話でもしようかなと思っとります
口調も変わりますが、ご了承
それでは、シリアスシンゴさん、どうぞ
・・・
みなさんは昨日、今朝のニュースを見ただろうか
年明けから大騒動を起こし、
株式市場全体をも混乱に巻き込んだ、ライブドア
そのライブドアが13日の取引をもって上場廃止となった
地検の強制捜査から昨日までで、その時価総額は7分の1まで落ち込んだそうだ
もちろんこれは数々の違法行為による当然の結末かもしれないが、
しかしこのライブドア問題は自業自得の一言で済まされるものでもない
多くの株主や関係者に損害を与えたのはもちろん、
結果的に一人の尊い命を失うことにもなった
さらには政治家との癒着疑惑、
偽メール問題、
永田発言(失言)、
前原代表辞任、
民主党挙党体制、
小沢新代表・・・
これらはある連なりの上に成り立っているニュースで、
まったく関係のない別々の話ではない
そしてもう一つの忘れてはならない問題がある
それは、上のような、目に見える問題じゃない
国民の、価値観の問題だ
ライブドアが全盛期だった頃から、あるキーワードが社会の脳裏に深く刻まれることとなった
「株」だ
デイトレードと呼ばれる、インターネット上で簡単にできる、秒単位、分単位での株の取引が流行した
家に引きこもったまま何億というお金を、ゲームのように稼いでいる若者も現れた
デイトレード以外にも、ホリエモンのようなIT業界の社長にあこがれる若者が数多く現れた
もちろん今となってはホリエモンにあこがれる若者も減っているだろうが、
それでも自ら株を売買して資本をつくり、起業したいと考えている若者はいくらでもいる
そのような考えも悪くないが、
中学生、高校生がそのような夢をとうとうと語っているのを見たとき、
あなたは何を思うだろうか
小学生が、「さも」賢そうな顔で、「大きくなって早く株が買いたい」と言っているのを聞いたとき、
あなたは何を思うだろうか
株というものは怖いもので、読みを誤れば一気に多くの損害をこうむることになる
しかしそのぐらいの危険性なら、その辺の若者なら誰でも知っている
それでも若者は「誇らしげに」、株を買い資産を増やすという夢を語るのだ
株の一番怖いところは、実は、このような若者の価値観の変革にある
株というものは、常にギャンブルの要素が含まれる
特に企業の名前も知らずにチャートや指標だけで株を売買してしまうデイトレードなどは、
もはやゲームかギャンブル
パチスロのようなものだ
しかしそれにもかかわらず、
株というものにはいつも、クリーンな、クレバーなイメージがつきまとう
となりの家の小学生が、「ボク、大きくなったらパチプロになりたい」と言うと、
あなたは怪訝そうな顔をして、「もっとほかにやりたいことはないの?」と聞くかもしれない
しかしその子が、「大きくなったら株を買って、会社を作って、資産家になりたい」と言うと、
頭がよくて、すごいなぁと感心するかもしれない
・・・実際のその子の将来は、引きこもりのデイトレーダーかもしれないのに
第2のホリエモンになるかもしれないのに・・・
ここで忘れて欲しくないのは、
株が決して悪いものという話ではないということだ
もしあなたがある企業について、その企業の理念に深く共感し、その前途を信じ、
全幅の信頼を寄せてその株を買うのであれば、まったくもって問題はない
もしその企業が理念を曲げるようなことがあれば、
あなたは「残念がって」その株を売ってしまえばいいだけの話だ
しかしたとえその企業が経営不振で株価が下がっても、
あなたがその企業を本当に信じているのであれば、株を売る必要はまったくない
このような姿勢こそが株取引のあるべき姿であり、
その根本となるものは『共感』と『信頼』であるべきなのだ
それらが失われて、
失われたまま金が行き来するとき、
それは血の通わない、心ない金になる
子供たちがその金のぬくもりも何も知らないで、
ただ大きいものにあこがれて、「株を買って、資産を増やしたい」と誇らしげに言っているのを見たとき、
あなたは何を思うだろうか
心ない金は、株に限った話ではない
最近では、いろんなところで、堂々と国中を流れている
たとえばさきほど例に挙げた、パチンコ、スロットなども、最近その色が強くなっている
テレビを見ていても、新しいパチンコの機種のCMを普通に見かける
これは10年前にはなかったことだ
この業界もどんどんクリーンなイメージが出てきて、多くの国民はそれについて何も思わなくなる
何年か前なら酒やタバコと同じく、「悪い」「暗い」イメージだったものが、
どんどん明るくクリーンになり、それが普通のように思われている
・・・さて、それでは、
そこに流れている金は、しっかり心あるものだろうか
あなたはそれを確認しながら流しているだろうか
ほかにも最近になってよく目にするテレビCMといえば、保険会社や金融会社などが挙げられる
これらも10年前とは比べ物にならないほど多くなっている
しかしこれらもどうしても「金が流れる」、「金で取引する」という類の業界だ
・・・さて、それでは、
そこに流れている金も、ちゃんと心あるものだろうか
あなたはそれを確認しながら流しているだろうか
・・・もちろん株やパチスロ、保険・金融機関で流れる金がすべて心ないというのではない
しかし金というものは、国民が知らぬうちに流れる
国民が知らぬうちに催促されて、知らぬうちに流れている
だから怖いのだ
われわれは、自分が流している金に心があるのかどうか、いちいち気にしなければならない
心ない金は、ちびちびと、隠れてこっそりと流さなければならない
決して、堂々と、誇らしげに流すものではないのだ
それができないようであれば、
日本の終末は遠い未来の話ではなくなるだろう
「心ない金が流れれば、
心ないものの手に渡る」
心ないものが増え、今以上の力を持てば、
美しいこの国は、どんどん食いつぶされていくことになるだろう
先程、国の与党は、
教育基本法を見直し「愛国心」という言葉(実際はその言葉自体は用いないらしいがその概念)を含めることを示した
その心は結構なことだが、
まず大人がすべきことは、
この国は素晴らしい国だということを、言わず語らず、身を挺して示すことではなかろうか
それは「愛国心」などという言葉ではなく、
国に流れている、血の問題、
国に流れている、金の問題ではなかろうか
・・・最後にもう一つ
5年後になるか、10年後になるか分からないが、
近い将来、この国にカジノができるかもしれない
カジノを作ることが、「合法」になるかもしれないのだ
心ない金は、どこに流れているか分からない
だから怖いのだ
取り返しのつかないことになる前に、
われわれは今一度、金の持つべき心、ぬくもりを再確認しなければならない
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