5月18,19,20日に福建省北部の南平(ナンピン)市にある工場へ出張へ行ってきました。
18,19,20って行っても18と20は夜行列車ですごしただけだから実質的には19日だけです。
短い時間だったけど、非常に内容の濃いものでした。
厦門から南平までは夜行列車で片道11時間ほどです。
土曜の夜出て、日曜の朝ついて、昼間工場行って、夜また夜行で帰る。
0泊3日、約36時間、うち移動時間約25時間というハードスケジュールでした。
18:30に厦門駅前で待ち合わせ。
誰と待ち合わせかというと、普段一番多く取り引きしてる中国の貿易会社の社長のおっちゃんと。
今回なぜわざわざ出張に行くことになったかというと、親父が買ってる品物の品質がどうもいまいちだから工場を指導したいからということ。
本当なら親父が直接行けばいいんだけど、忙しいし費用もかかるから、代わりに僕がいくことに。
ちなみにおっちゃんいわく、以前の品は違う工場で作った物で、この南平の工場は非常に質のいいものを作るいい工場であるとのこと。
18:30きっかりに社長さん(以後おっちゃん)が到着。
一緒に駅内へ直行。
ここで書いておくと、中国では電車に乗るときには、荷物の検査があります。
飛行機乗るときのあれみたいに、荷物を機械に通すのです。
ここで空港と大きく違うのは、モニターが無人…。
意味ないじゃん!!
そして無人荷物検査器を通ったあと階段を上って待合室へ。
2階に上がったとたん鼻をつく強烈な悪臭。
これにはさすがに参りました。
クーラーのないところに人がひしめき合っていて、熱気ムンムンでまさに蒸し風呂です。
これはキツかった。
きっとサリンとかばらまいても誰も気づかないでしょう…。
19:00くらいに電車の準備が整い、ゲートが開きみんな一斉に乗車。
例の如く団子状態。
自分のベッドにつき一息。
すると向かいに子連れのおばちゃんが…。
前回同様イヤな予感が…。
19:12出発。
向かいの子供がはしゃいでうるさい。
高音ですごく通る声をしてて、キンキンうるさい。
この母ちゃんもイライラしてて「ここで降りなさい!」とか「窓から落とすよ!」とか怒鳴りまくってました。
でも子供はもう慣れてるのか反応なし。
はじめはこりゃ運悪かったなぁとか思ってましたが、時間がたってくるとおとなしくなってきて、非常に人なつっこくなってきました。
こうなってくると子供は非常にかわいい。
一緒にお菓子を食べたり、トランプしたり、なかなかいい時間をすごせました。
この日はそのまま22:00過ぎに就寝。
朝5:30くらいに目が覚めて、支度をして6:00ごろ南平到着で下車。
電車を降りてすぐ帰りのチケットを買いに。
ところがベッド席のチケットがない!
どうやらツアー団体に買い占められたらしい。
ここでおっちゃん「だいじょうぶだいじょうぶ(日本語)」と言って、なぜかいす席を買う。
そのあと朝飯へ。
朝は質素に外の露天でマントウ、豆乳、おかゆなどを食べる。
二人たらふく食って3元(約50円)、厦門より安い。
そのあと歩いて「ミンナン大酒店」という南平最大(といっても三ツ星)のホテルに行って、泊まるわけでもないのに堂々とロビーでくつろぎながら、工場の迎えを待つ。
7:35、約束より5分送れて迎えのタクシー到着。
南平のタクシーは黄色の軽ワゴンです。
街が小さいせいかメーターがなく、一律一人2元。相乗りも当たり前です。
メーターがないため、誰がどこからどこまで乗ろうが値段には関係ないから、相乗りをしても面倒なことにならないのでしょう。
橋を越えると3元とか、あの坂のむこうは3元とかってなってます。
で、遠出は交渉。
今回は工場まで28キロの山道を40元で行ってもらうことに。
工場までの約50分の道のり、ガタガタ揺られながらもちょっと寝てました。
8:30ちょっと前、工場に到着。
事務室に案内してもらうとかわいい犬が。
なんていう犬種か分からないけど、名前は「宝宝(バオバオ)」。
見かけによらず賢い。
めっちゃなついてくれてかわいかった。
事務室のサンプルを見たり、話をした後工場へ。
かなり規模の大きい、設備も整ってるいい工場でした。
今回の一番の目的である「乾燥」と「塗装の色合い」を中心に指導し、工場全体をみた後、事務室へ。
事務室へ戻るとお手伝いさんが食事を作っていてくれた。
現地で取れた豊富な食材をふんだんに使った質素ながら豪華な料理。
とくに川海老と豚肉がおいしかった。
ここの豚肉は、新鮮ないい野菜ばっかりを食べてるためとても「甘い」とのこと。
ほんとうに甘くてさっぱりしててとてもおいしかった。
真ん中がお手伝いさんで、左がおっちゃんで、右が工場の社長
ちなみにこのお手伝いさん「ハエタタキ名人」。
この事務室に何十匹もハエがいたのですが、おもむろにハエタタキを取ってきてビシバシ。
まさに「百発百中」!
飛んでるハエもそのまま壁にたたきつけて一発!
でもそのあとティッシュとかで拾って捨てればいいものを、スリッパでふみつぶす。
あとで掃除するの自分なのに…。
食後しばらく休憩して、14:00過ぎにもう一度塗装の指導へ。
こっちの要求どおりの色合いを作り、きれいに塗装してあったので、これを見て安心できました。
そしてまた事務所に戻り、いろいろと話をした後、16:00頃工場から市内へ向けて出発。
この帰り道は、一人5元の「相乗りタクシー」に乗ることにしました。
ところがこの選択がとんでもない事態を招くハメに…。
タクシーを待ってるときに撮った工場付近の写真。
数分待っているとタクシーが通り、乗車。
ところが走り始めてすぐとんでもないことに。
運転がすさまじいのだ!
クネクネの山道を100キロ近く出して走って、カーブでもスピードゆるめない!
ブレーキ踏む時はすべて急ブレーキ!
そしておんぼろ車にガタガタ道。
とにかくけつが「跳んで」すごかったです。
「浮く」ではなくて「跳ぶ」です。
時には30センチ以上も跳ね上がり、軽ワゴンなのに天井に頭ぶつけたりしました。
とにかくすごい運転でした…。
そして行きより15分ほど早く、35分ほどで市内に到着。
車を降りると急激な吐き気が…。
ミンナン大酒店のロビーでくたばってました。
たった15分早く着くために35分間踏ん張りっぱなしで、到着後もくたばる羽目になったしまいました。
いくときは寝れたのに…。
そのあと市内をうろついてめし食って駅へいきました。
市内では何枚か写真を撮ったのですが、なぜかピントが手動になってたみたいで、ピンボケのため全滅。
電車が到着すると、おっちゃんすかさず車掌を探しに。
なんとこのいす席の切符を、チップをつかませてベッド席に変えようというのです。
おっちゃんいわく、こっちでは車掌とか駅員が、本当は空いているベッド席のチケットを売らず、チップを稼ごうとするらしいのです。
こりゃまたひどい話。
ところがこの日は「本当に」空き席がなくなんと交渉不成功。
まさかこのまま11時間もこのくさくてうるさくてせまいいす席で過ごすのかと思ってたところ、おっちゃんがなんとかねばってベッド席を「1枚」ゲットしました。
ちなみに130元のベッド席のために200元のチップをつかませました。
ところがチケットが「1枚」しかないのです。
これは困ったなぁと思ってたらおっちゃんが「あんた寝なさいや」といってくれました。
ということで、僕がベッドに寝転び、おっちゃんがベッドの足元の方で座りながら寝ることになりました。
寝返りもうてず非常に寝苦しかったですが、いす席よりは格段にましだったのでおっちゃんに感謝です。
でもおっちゃん10時くらいになると、おもむろに「鶏の脚」を取り出し、にんにくダレをぶっかけて食べ始めました。
くさい!
しかもそのまんまベッドの真横のゴミ箱に捨てちゃったからもう一晩中くさくてたまらんかったです…。
朝6:40くらいに厦門につき、バス乗って家に帰ったあとオヤジに報告書いて、そのあと学校行き。
午前午後の授業のあとバスケやってカテキョ。
その後もなかなか休む時間が作れず、これを書いてるころはかなり疲れ気味。
とにかく疲れた出張でした。
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