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 (26)長男の死と一番電車

「早寝早起きは三文の徳」と申します。私の父、四島一二三はこれを生涯、貫き通した人間です。亡くなって三十年になりましたが、現在も「博多の伝説」として語り継がれている父の「一番電車」のお話をしましょう。

父は大正末期から三十数年間にわたって、西日本鉄道の朝一番の路面電車で通勤しました。西鉄の記録によると、1942(昭和17)年、福岡市内の運賃は五銭で、父が一番電車の通勤をやめたときは、十三円だったそうです。

父は枕元に目覚まし時計を三つ置いて床に入り、毎朝、午前三時四十分に起きました。朝食後、仏壇の前であの発願文を唱えて家を出ました。大濠の自宅近くの停留所を午前五時に出発する路面電車に乗る生活を雨の日も風の日も続けました。

何しろ三十年以上も続いた習慣でしたから、父が少し遅れても、運転士が待ってくれたそうです。父が座る席は一番前と決まっていました。なぜ、父がこのようなストイックな生活を始めたのか、それは長男、孝の死が原因でした。

1926(大正15)年五月、私を含む四島家の子ども三人が、近所の庭になっていたビワを食べて疫痢にかかりました。姉の和子が五歳、孝四歳、私一歳。姉と私は一命を取り留めましたが、孝は帰らぬ人となりました。

私は当時のことを覚えていません。しかし、知人によれば、父は孝の死後約一ヵ月間、骨つぼを枕元に置いて寝ていたそうです。孝の遺骨はその後、市内の寺に埋葬され、父は早朝の墓参を始めました。父は一番電車に乗る前に必ずこの寺に足を運んで、亡き息子の墓前に手を合わせていたのです。

孝とその後、亡くなった三男の孝昭、そして父母の遺骨は今、福岡市の平尾霊園に安置されています。

父は1957(昭和32)年七月一日、福岡相互銀行職員組合の要望を受けて一番電車の通勤をやめました。

要望書はこう記しています。「社長は当行のシンボル。八十歳に近い高齢者が毎日、電車通勤というのは危険。全行員のためにも、乗用車の常時使用を要望致します」と。

行員たちの心温まる思いやりには、頑固な父も勝てませんでした。

 

元福岡シティ銀行頭取 四島 司氏    (FROM:西日本新聞・聞き書きシリーズ・吉塚哲氏)


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